子どもが転倒「肘が痛い!?」
こんにちは。
飯田橋Lifeblood鍼灸マッサージ院スタッフ、小川です。
今週末は幼稚園児達の運動会です。天気が少し心配です。
運動会が近いと、家の中でかけっこ、なんてことも増えてきます。
子どもってしょっちゅう転びますよね。
「痛い~」って言われても、たいしたことないと思ってしまうことが多いと思います。(私はそうです)
ですが、そんなに痛がっていなくても、病院に行った方がいいこともあります。
今日は肘について、病院に行こうか迷った時の見極め方をお伝えしようと思います。
目次
子どもの肘のケガ
子どもの肘でよく起こるケガの1つに肘内障があります。
『肘がぬけた』というやつです。うちの子ども達も何回か外れています。
もう1つは骨折。
子どもの骨には『成長軟骨』という成長するために柔らかくできている部分があるため、ここを痛めることがよくあります。
成長軟骨は骨の関節に近く場所にあります。
きちんと元に戻さないと関節変形に繋がることがあるのが、こわいところです。
病院に行った方がいい?見極め方
お母さん達に知っておいてほしいことは、「病院に行った方がいいかどうか」を見極める方法です。
足に変化があれば、歩き方ですぐにわかります。
しかし、腕の場合は動かさなければ痛みが少なく、一見何もなかったように見えることもあります。
では、誰でもできるチェック方法をご紹介します。
手は使えている?
よーくみていると痛い方の腕を使いません。
わかりやすい方法は手をあげてお菓子やおもちゃを取ることができるかどうか。
←こんなかんじ。なるべく高いところに手を伸ばすようにします。
痛い方の手を使うように、痛くない方の腕に大きなボールなんか持たせておくとわかりやすいですね。
これなら、お話がうまくできない年齢の子でも判断することができます。
転倒の際、腕はケガをしやすい場所です。
痛いことを伝えることができない年齢の子は、念のため腕を使うかチェックすることをオススメします。
肘は曲がる?
これはお話ができる子でないと少し難しいのですが、肘がしっかり曲がるかをみていきます。
「両手を肩においてみて」と、左右それぞれの手を肩に置いてもらいます。
←こんなかんじになります。向かって左、手が肩についていません。
こうすると、無理なく肘を曲げることができるかどうか判断することができます。
肩に手を置くことができなければ、病院へ行くことをオススメします。
最後に…
重度のケガの場合、子どもの痛がり方も普通ではないし、明らかに腫れも出るのが普通です。
しかし、腕を動かさなければ痛くないものもあり、見過ごしてしまう場合があります。
実は、私も見過ごしの経験が…
今回、写真のモデルになってくれた1番下の娘。
1歳のお話ができない時期に転びで腕の骨を折っています。
「おかしいな?」と思いながら、「機嫌が悪いのは風邪のせいかな?」なんて思っていました。
話ができない子って難しい、ということを痛感させられる事件でした。
病院って混むから、なるべくなら行きたくないです。
病院に行こうか迷った時、今回紹介した方法を見極めのヒントにしていただければと思います。
では、また。