脱ステロイド経験談
こんにちは。
飯田橋Lifeblood鍼灸マッサージ院スタッフ、小川です。
肌が乾燥しやすい時期になってきましたね。
我が家の子ども達は3人とも肌弱め。
季節の変わり目は肌荒れがひどくならないか、ドキドキします。
そして、3人とも脱ステロイド経験者。
そのことについて、今日は書こうと思います。
長くなりそうなので、興味ある方だけお付き合いください。
目次
脱ステって??
『脱ステ(脱ステロイド)』ってご存知ですか?
肌荒れでステロイドの塗り薬(以下、ステロイド)を使っていた人が、その使用を辞める、というものです。
ステロイドは皮膚の炎症を抑えるために処方されます。
ですが、塗っては治り、また肌が荒れるの繰り返しとなることがあります。
そうすると、ステロイドの強さが上がっていく。
そこで、皆、おかしいな?と思うわけです。
本当に治るのだろうか?このまま塗り続けなければいけないのか?
そこで、ステロイドを辞める、ということを選択する人が出てきます。
これが、脱ステロイドです。
ステロイドの使用をやめると、今までの抑えてきた症状が一気出てしまい、本当に悲惨な状態になります。
なので、またステロイドに戻る人もいるし、そのまま耐えに耐えて、ステロイドを脱することができる人もいます。
何年も頑張ったけど…という方もいます。
何が正解なのか、正直わかりません。
ステロイドとの出会い
ステロイドは使ったことがある人は多いと思います。
虫刺されの塗り薬に含まれていることも。
皮膚科でもよく処方されます。
上の娘も赤ちゃんの時におしりかぶれで処方され、何日か塗ったのが最初だったように思います。
認識としては「使いすぎはよくない」というもの。
おしりかぶれもしばらくしてよくなりました。
「ステロイドってどうなの?」と真剣に考え始めたのはそれから3年後。
上の子の肌荒れがは2歳頃からひどくなり、皮膚科に通っていました。
ステロイドを塗ってはよくなり。
悪化してはまたステロイドを処方され…よくあるパターン。
結局、2年ちょっと、その繰り返しをしました。
その間、弟、妹が生まれ、下の2人も肌が荒れたらステロイド、という繰り返し。
今考えると、2年もそのままでいた自分が情けない…
脱ステのきっかけ
その頃、『脱ステロイド』についての講演会が近くで開かれるということを知り、行くことにしました。
で、その前に少し勉強をしていこうと思い、本を購入。
←これでーす
『9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方』 藤澤重樹著
この日を境に、ステロイドをやめて、保湿クリームだけを塗ることにしました。
そして、講演会後、家にあるステロイドをぜ~んぶ捨て、保湿クリームを塗ることをやめました。
講演会では脱ステ、脱保湿を推奨していたのですが、保湿クリームを捨てる勇気がこの時はなかったんですね~。
本と講演会で私が知ったのは「本人の自然治癒力で肌の状態がよくなるまで待つ!!」ということでした。
夏場だったので、夜中かなりかゆがり、結構大変でしたね。
その後、脱ステを推奨する先生がいる病院へ行ったのは半年以上後のことでした。
ステロイド、なにがいけない?
『ステロイド 副作用』で検索すると、いっぱい出てきます。
気になる人は検索してみてください。
私が気になったのは、『皮膚が薄くなる』ということ。
先ほど紹介した本に、自分の皮膚にいろんな強さのステロイドを塗って、観察したという論文が紹介されていて、私の心を動かしたのはこの論文でした。
皮膚を強くしたいのに、皮膚が弱くなるってどういうこと!?って思ったのです。
そして、「私が子ども達をただの肌荒れから、ステロイドで肌を弱い状態にしてしまった」と思いました。
マジでへこみました…。
とりあえず、リバウンド(肌の状態が悪化すること)がくるたびにへこんでました(^^;
最後に…
ステロイドが手放せなくなる人もいれば、ステロイドで肌の状態がよくなり、その後は健康な肌を維持できる人もいます。
正解はわからない。賛否両論あります。
覚悟が必要だし、時には全身症状がひどくなり、入院を余儀なくされる子もいるようです。
必ず理解のあるドクターと相談することをオススメします。
ただ、私は子ども達へのステロイドをやめて、よかったかな、とは思っています。
現在、3人は夜中はぐっすり眠れるようになりました。
痒がる時もあるし、掻いて血が出ることもある。でも、そういう時っだってあるよね。
では、また(^^)